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メインキャラ 藤堂 亮輔(トウドウ リョウスケ) リンのマスターであり、武装神姫関連の下請け会社(意外と業績は良い)に勤務している。 最近やっと生活に余裕が出てきた。 最初は神姫に興味が無かったが友人をはじめ、周りの人間がほとんど神姫を所有していたので、「流行に遅れるわけにはいかない」と再販日に人ごみに突撃して「リン」を購入。 小さい頃からロボットが好きでプラモデルやキットを弄ったりしてたので意外と手先は器用。 友人には特殊なスキルを持った人間が多く、その人脈を使って試作パーツのモニターをさせてもらったり、職人芸のパーツを卸売り価格で譲ってもらったりと意外と神姫に関して都合の良い環境にいるらしい。 バトルに際してはリンやティアが常に100%の能力を発揮できるように、大会前日はパーツのメンテナンスに一晩かけるほど。 そういった面ではかなり几帳面らしい。 リン(悪魔型 ストラーフ) 亮輔の買った初めての神姫であり、良きパートナー。 亮輔に尋常で無い想いを寄せているがそれを隠して普段は生活している。 普段は礼儀正しい中、たまに亮輔に甘えたりと公私の分別はわきまえている様子。 なおマスターである亮輔を侮辱するヤツは絶対に許さない。 多重登録防止のため「リン」で登録できなかたっため、バトルサービスでの登録名は「燐」。 バトルスタイルはレッグパーツの脚力を生かした変幻自在の動きとエアリエル技。 基本的に接近戦仕様の武器しか扱わない。というか射撃武器は基本パイソン357マグナム2丁のみ。 エアリエル技には「烈空」、「隼」とった漢字の名称が与えられている。 戦闘において敵をだましたりといった行為が全く無く、正々堂々とした戦いぶり故か、いつのまにか「黒衣の戦乙女」といった二つ名をもって(もらって)いる。 ちなみにカワイイ物好きであり、ポ○モンやぬいぐるみ等を好む。 ティア (天使型 アーンヴァル) リンより半年遅れて亮輔の家族になった神姫。 彼女は以前ルクレツィアという名でサードリーグ中のトップランカーの神姫として名をはせた。 がマスターの違法行為により改造され、プログラムで思考さえも変化させられていた模様。 リンに倒された後は元のおしとやか?(典型的なお嬢様的思考、言動)な性格に戻る。 彼女の元マスターが捕まる際に彼の意志で亮輔に託される。 なおプリセットの都合上亮輔を「ご主人様」と呼ぶ。 多少のレズっ気があるらしく、リンを「お姉さま」と呼び慕うほどである。 また戦闘において好んで扱う武器が鞭やら鎖やらと、外見とのギャップが激しい。 篠崎 茉莉 (シノサキ マツリ) 亮輔の幼なじみであり、幼少時の関係から勝手に親同士が決めた亮輔の許婚である。 年は五つも離れているのだが、小さい頃は近くの家には同年代の子がいなくていつも亮輔が遊び相手だった。 その結果いつのまにか亮輔よりロボットなどに詳しくなっていて、神姫を買う最後の一押しをしたのは彼女。 小さいころは亮輔をお兄ちゃんと呼んで慕っていた。 小学時代に1度重い病気になり(亮輔は妹のようにかわいがっていたからほぼ毎日見舞いに通った、これが婚約の原因だと思われる)その結果一年遅れで進学した。 なので今は19歳で大学一年生。 サブキャラ 倉本 本名不明。亮輔の友人であり同僚。 根っからのオタクであり、神姫からアニメ、果ては企業のまだ発表していない情報までなんでも知っている。 正にオタクといった見た目に対して性格はさっぱり系で、初対面でそのギャップに驚く人が多い。 ちなみに人の好みに合ったものをほぼ確実に選ぶことの出来る「買い物の天才」である。 レオナのマスター イベントで急遽開催された新人戦の選手。 亮輔を勝手にライバル視しているが戦績は芳しく無い模様…… レオナ リンの初陣の相手、犬型のハウリンタイプの神姫。 おとり作戦で燐を追い詰めるが、亮輔を侮辱したことで怒った燐に倒される。 マスターの戦略に忠実すぎるためか、予想外の事態にめっぽう弱い。 ルクレツィアのマスター サードリーグにおいてのトップランカーであり、常に勝ちを求めた。 ランク的にはセカンドに挑戦できるレベルだが、相手を叩き潰すのが好きなようでサードリーグに常駐し、ルクレツィアにさまざまな改造を施していた。 そしてついに違法パーツにまで手を出して、亮輔との対戦後逮捕される。 ルクレツィア ティアの以前の名称。強化アームユニットと違法内部フレームによって己の3倍はある刀身の斬艦刀を振り回すダイナミックな戦いをしていた。 バックパックには対艦刀が多数マウントされており、内部の隠し腕でそれを展開した姿は某グ○ーバス将軍の様だった。
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戦うことを忘れた武装神姫 その10 ・・・その9の続き・・・ 「両者、神姫をフィールドにセットして下さい。」 ジャッジマシンの音声に従い、久遠はフィールドに歩み寄る。 M町の筐体は、立体フィールドが実際に構築される最新型のCMU-381型。広がるは・・・人間サイズのキッチン。にやり口元に笑みを浮かべる久遠。 「こりゃ初戦は・・・エルガで決まりだな。」 神姫達も異論なし。 「じゃぁ、頼むぞ。」 「にゃーん! まーかせてー!!」 エルガと、各種装備・得物のつまった箱をフィールドの指定箇所にセット。対するサイトウは、2体分の装備を組み合わせた白子をセット。 「両者、準備はよろしいですか? では、フィールドを閉じます。」 フィールドバリアがおろされる。 久遠たちは、モニター席に移動。ここからは指示を出すことも可能で、待機神姫用のクレイドルもある。。。 「それでは、本日の第1試合・猫爪『エルガ』VSアーンヴァル『アスタ』、試合開始いたします。」 静まり返るギャラリー。フィールドでは、にらみ合うエルガとアスタ。 「Ready-・・・ GO!!!」 試合開始。 キッチンフィールドは最近追加されたもののようで、サイトウの白子・アスタもやや不慣れな様子。 接近が困難と判断したのだろうか、アスタはセットポイントから斜め上後方へ移動した。さすが過剰なほどの重装とだけあり、上昇速度も相当速い。間合いを取りつつ、フィールドの全体を確認する- 、遠距離を得意とする白子のセオリー通りの戦い方・・・ ・・・なのだが。 「にゃっはー!!!」 アスタの上昇速度を上回る勢いで、床から飛びかかるエルガ。 「な、なにっ!」 「そーれっ!!」 あっという間に追いつくとヤンチャオを振りかざす。慌てるアスタ、サイドバーニアを全開にしなんとか避ける。 「ありょ? ・・・おーーー!!!」 一方の避けられたエルガは、戸棚に向かって一直線・・・かと思いきや。 「あらよーっとなのですよー!」 ヤンチャオを器用シンクの突起に引っかけ、クルリと向きを変える。 勢いそのままに、姿勢がまだ整え切れていないアスタへ向けて突撃。 どうやらアスタは、装備が大きすぎるためすばやい動きが出来ないらしい。 『アスタ!上から来るぞ! 撃て、撃つんだ!』 叫ぶサイトウ、しかし、銃をかまえる前にエルガが追いつき-。 「おくさーん! 今日の晩ご飯は何ですかー!!!」 エルガが取り出したるは、なんとしゃもじ。 両手で持つしゃもじを一気に振り下ろす。 斜め後方からの強烈な一撃。 「ぐはっ!!」 アスタはシンクのカドにたたきつけられ、ブースター1基破損。補助翼にも大きな損傷を受けることになる。 「『とつげきしゃもじ』が決まったな・・・。」 モニターで観戦する久遠が、ぼそっと呟いた。この技、エルガと久遠が調理中に、つまみ食いをして逃走を図るリゼを仕留めるためにエルガが編み出した技。。。 「い、いたそー・・・」 と、リゼ。・・・しょっちゅうこの技を食らってる為であろうか、その痛みを想像し、顔を思わずしかめる。。。 幸いにも、アスタは下に落ちることなくシンクの上へと転がった。バーニアと損傷した補助翼をすぐに捨て、LC3がベースと思われる長銃を構えた。 「set・・・ファイア!」 床に降り立ち、テーブルに登ろうとこそこそ走り回るエルガに狙いを定め、LC3とは思えぬ速射で打ちまくる。 しかし。 「ほーいほいのほいさっさー。」 軽快かつ挑発的なステップで、エルガは弾を避ける。 「くっ・・・何故そこまで速く動けるっ!!」 「にゃっにゃんにゃー。 それは企業秘密なのでーす。」 「なぜ、何故だっ!!」 実際、エルガの足は、久遠の神姫の中で最も速い。だが、、弾が当たらない理由は別にあった。 「あいつ・・・戦闘の基本わかってんじゃねぇか。。。」 サイトウはエルガの動きにうめいていた。 エルガは、アスタが撃ち始めた瞬間から、死角となる位置を選んで走っているのはもちろん、どんな床面であっても一切飛び上がらずにいたのだ。 飛び上がった瞬間は、飛行装置を装備しない神姫にとってはもっとも無防備な瞬間のひとつでもある。それをエルガは、本能的に知っていたのだ。 その様子に、久遠はここでようやくCTaの言っていたこと -戦うことを忘れていても、戦いを忘れてはいない- を、理解した。 「なるほどね。。。 うん、うん。。。 となると・・・。」 こいつらなら、勝てる。 『エルガ、竹串だっ!! 右にあるぞっ!』 久遠は通信用マイクを掴んでエルガに声をかけた。 「にゃにゃ? ・・・あっ! わかったのですー、にゃーさん!」 降り注ぐ弾を避けつつ落ちていた竹串を拾い上げると、アスタめがけて投げつけた。 「甘い、甘い!!」 さっさっと、鮮やかに竹串を避けるアスタ。だが反撃されているということは、攻撃方法を読まれている裏返しでもある・・・そう感じたアスタは、弾種を速射から高エネルギー弾に変更し、改めて狙いを定めた。 「これなら・・・仕留められる!」 エルガが身を隠すイス全体が消滅するレベルにセットし、引き金を- 『あっ!!! アスタ! 撃つな!!!』 叫ぶサイトウ。しかし、遅かった。 引き金が引かれた瞬間。 LC3改、爆発。 爆風でとばされ、食卓の上にどさりと落ちるアスタ。装備はボロボロ。 LC3改の銃口に竹串が深々と刺さっていたのである。長銃であるが故の死角となっている真っ正面から、見事な投擲で竹串を突っ込んだエルガ。。。 「串カツと焼き鳥の作り方教えて置いて良かったよ。」 「ま、マスター、これは違うと思うんですが・・・。」 モニターを見ながらほっと胸をなで下ろす久遠に、イオが突っ込みを入れる。 「ちっ・・・。 アスタ、9Xを使え! 早くしろ!上がって来るぞ!!」 一方のサイトウは、舌打ちをしつつアスタに指示を出し続ける。だが相当のダメージを受けたようで、なかなか立ち上がらない。そうこうしているうちに、エルガもテーブルに上がってきた。 「こ、こんな情けない試合になるとは・・・っ!」 立ち上がるアスタ、手には自動小銃・・・ 「ほいさっ!」 を取り出したと同時に、エルガは再び竹串を投げ、すっぽりと銃口に。 「な、ななな?!」 自動小銃を捨て、ハンドガンを取り出す・・・と今度は爪楊枝。出す銃出す銃に、エルガ次々に竹串、爪楊枝を差し込み、使用不能としてしまった。 「にぇっへっへ・・・ もうおしまいですかぁ?」 取り出す銃が無くなった頃、アスタはテーブルの隅に追いつめられていた。背中の羽根はすでに使用に耐えられない。最後に残された、黒子の武器でもある剣を取り出した。 「そんなもんは怖くないのですよ。 でざいんないふって知ってるかにゃ? あれはもっと怖いんだよー。」 どうやら以前、シンメイに脅迫されたときのことを言っているようである。 久遠も脅迫された、あのエンゼルパイ事件のこと。。。 エルガにとってもトラウマとなっている様子。。。 「ほんとーに怖いモノって何かを、にゃー教えてあげましょうかぁ?」 妙な目つきで、にじり寄るエルガの手には・・・SUS製のおたま。 「そぉれっ!!!」 かぁん!!! 剣よりもリーチが長いため、余裕の攻撃。剣をいざ投げんと構えた格好のまま、白目をむいて・・・ アスタは倒れた。 「アスタ、戦闘不能。 勝者、猫爪・エルガ!!!」 ジャッジメカが勝負の終わりを告げた。 エルガの勝利に、ギャラリーは大きな歓声を上げた。 ・・・>続くっ!!>・・・ <その9 へ戻る< >その11 へ進む> <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 その21 珍しく悩んだ数日だった。 そして、あたし自身にとっても、大きな数日となった。 ・・・事の起こりは、朝の来客だった。 「はぁ・・・時間はありますが・・・?」 久遠以外では、久しぶりのアポ無しの訪問客。 なにやら神姫絡みのハナシ だという。 大方、修理依頼かデータ解析とか、そんなモノだろう・・・と 考えていたのだが。 応接室で待っていたのは・・・ 「お忙しい中時間を割いていただき、誠にありがとうございます。」 明らかに日本人ではない、しかし顔を知っている人間・・・ 「フェレンツェ・カークランド博士?!」 「おお、どうも。私の名前をご存じでしたか。 貴女がCTa博士ですね?」 と、差し出す名刺。紛れもなく、本物のフェレンツェ・カークランド。。。 「は、博士のような御方が、なぜここへ?」 「いえいえ、そうかしこまらなくても結構です。 礼を言うのはこちらの方 なんですから。。。」 と、彼は訪問の理由を話し始めた。 ・・・知っての通り、博士は機械と人間、すなわち神姫と人間のコミュニケ ーションに於ける研究の第一人者である。 そして、彼はあたしの研究成果、 すなわち食事機能・消化変換機能や、センサー類の研究成果を相当応用して 幾多の成果を上げることとなった、というのだ。 博士の持参した論文集に は、しっかりと引用としてあたしの論文も。。。恥ずかしいやら嬉しいやら。 博士は、心ばかりではあるが、謝礼ということで、金額の記載のない小切手 を取りだした。 「お心遣いありがとうございます、博士。ですが、あたしはあくまで自分の 趣味範囲の研究として行っているだけですので。これを受け取ることは出来 ません。 どうかその旨、ご理解いただければ。」 「そうですか・・・。」 その時、あたしは少々寂しそうな目つきをしつつ小切手をしまう博士の眼の 奥に、別の光があるのを感じた。 「・・・ところで博士、あたしの所に来た目的は・・・それだけでは無い、 と思うのですか?」 あきらかに、博士は動揺した。 「いかがですか?」 たたみかけるように問いかけると、 「やはり同じ科学者、隠し事は出来ませんね。」 博士はやられたという顔をしながら静かに話し始めた。 そう、ここへ来た 本当の理由を-。 「すごいじゃないですか。 そんな大御所から直々に指名されるなんて。」 昼休み。 事の次第を、自販機前でたまたま出会ったMk-Zに話した。 博士の話したこと、それは・・・博士の研究 -すなわち、HVIFの開発- に、 あたしも参加しないか、という事だった。 所属は東杜田技研のまま、身分 の保障も含め、何一つ不満のない待遇。 施設も、資金も、桁違いの規模。 文字通り、やりたいことがやり放題。。。 Mk-Zはしきりにハナシに乗る ようすすめるが、どうも今ひとつ気が乗らない。博士は良いお返事を待って いると言い残して帰っていったが。。。 午後。仕事が始まっても、思うように作業がはかどらない。 今の自分の仕事に、不満はない。むしろ、感謝しているくらいの毎日。 だが、このまま踏みとどまって、前へ進めなくなってしまうのではないかと いう漠然とした不満もつきまとう。殻を破り、より大きな可能性のある世界 へと踏み出すべきなのだろうか。 沙羅とヴェルナにも話したが、まだ成熟 がすすんでいない2人にはピンと来ないようで、当然っちゃ当然だが、答え は・・・出なかった。 そうこうしているうちに、数日が経過。 毎日・・・というより、日に二回はフェレンツェ・カークランド博士側から 何らかの連絡があった。あたしの所で面倒を見たことがあるオーナーへも、 研究協力の依頼・・・つーかボディ供与をした、とかいう話も舞い込んだ。 ま、そいつらは顔をちらっと見ただけで、実質はMk-Zが面倒を見たんだけ ど・・・。 なんとも身近なところにも来ているんだねぇ。。。 そんなこんなで、気が迷い、仕事は進まず停滞に次ぐ停滞。・・・気づけば、 デスクの両サイドには、書類だの資料だのが、今にも崩れそうなほどに積み 上がっていた。 「マスター、いい加減して下さい! これ以上のスケジュールの遅れは技研 の他の部署へも影響が出てしまいます!!」 あたしがぼーっとしている間、ヴェルナは懸命に仕事のスケジュール管理、 調整をこなしてくれていたようだ。片や沙羅は、散らかる一方のデスクの上 を、ちっちゃい身体を目一杯使って整頓してくれて・・・いたのだが。 「も、もうダメっす、マスター! う、うわあぁあぁぁぁあっ!!!」 ついにデスク上の積載物大崩壊。沙羅、ヴェルナともに埋没してしまった。 「あっ!! ご、ごめん!!!」 慌てて2人を掘り出す。と、ヴェルナがびっとあたしを指さして言った。 「・・・こういうときこそ・・・あの方に相談すべきではないですか?」 「そうっすよ! でないと、マスターが死んじゃいますよぉ!」 確かにろくすっぽ寝ていないし、飯もまともに食っていない気がする。。。 「うむ・・・ そうするか・・・。」 あたしからハナシを切り出すのは性格上ちょっと癪だったが、仕方がない。 デスクの上で埋まった携帯電話を引っ張り出し、ダイヤルを廻す。 こんな時に一番頼りになる・・・あいつ・・・。 「・・・あぁ、久遠か? 悪い、今夜・・・いつもの所へ来てくれないか? あと・・・エルガとシンメイもいっしょに連れてきてくれ。」 その夜、T市のいつもの居酒屋。 あたしの声が相当深刻そうだった- との ことで、わざわざ仕事を途中で切り上げ、久遠は時間を作ってくれた。早速 久遠に先日のフェレンツェ・カークランド博士とのやりとりを、詳細に説明 した。同席するエルガ、シンメイも、静かに聞いている。あたしが知る限り では、こいつらほど精神面で成熟した神姫はそうそういないと思う。まぁ、 2人とも行動に関しては、久遠同様、幼いところがあるけどね。。。 一通り話し終えたところで、久遠が口を開いた。それは、あたしではなく、 エルガとシンメイに対してだった。 「・・・だってさ。 お前らならどうする? 俺たちと同じ、大きな身体が 欲しいか?」 「にゃーは欲しい! そしたらマスターと、もっとラヴーになれる?」 エルガの発言に、流石の久遠も苦笑いしている。 「なるほどね。 確かに、エルガがおっきくなったら、ラヴーになっちゃう なぁ。 お前可愛いし。」 「うにゃはぁ。。。」 顔を赤くして崩れるエルガ。その会話に嫉妬してしまうあたし。。。 「んで、シンメイはどう思う?」 久遠が尋ねると、シンメイはしばし考え・・・ 「ラヴ・・・というより、越えちゃいけない一線を越えませんか?」 相変わらずの冷静な判断。 「なるほどね・・・。 確かに、そう言う問題も出てくるねぇ。 難しい話 だなぁ。。。 奥も深いし。。。」 久遠の答えに、あたしも、エルガとシンメイも黙ってしまった。 ・・・そこなんだよね、あたしが引っかかっているのは。今はまだアングラ 的な研究だけど、それが表に出て商業化された時、果たして「今の人間」の 理性・・・いや、生き物としての倫理がどう問われるか、HVIFを与えられた 神姫がどういう立場になるか・・・と。 もっとも、フェレンツェ・カークランド博士は、そこの所をどうすべきかを 現在いっちゃん重点的にしているというので、あたしは安心しているのだが。 ビールをきゅっと飲んだ久遠が、沈黙をやぶり改めて問いかけた。 「なぁ・・・お前らは、本当におっきくなっちゃっていいのか?」 ・・・>その22へ続くっ!!>・・・ <その20 へ戻る< >その22へ進む> <<トップ へ戻る<<
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●概要 素早く精密な長距離攻撃を可能とする狙撃銃。歴代レンジャーの代表的かつ切り札的な武装。なお、いくつかの狙撃銃の説明文に「射程距離内では、空気抵抗による威力の減少は"ほとんど"無い」と説明されているが、実際には距離減衰は無い。 ●利点 敵の射程外から一方的な攻撃が可能。被弾が減るだけでなく、位置取りの自由度が高まる、脅威度の高い敵を優先的に撃破できるなどのアドバンテージがある。 攻撃に費やせる時間も長くなるため、後述の欠点も思いのほか目立たない。 クセが無く、弾速・威力に優れる。この武装性能のおかげで、レンジャーは全兵科中もっとも狙撃に向いている。エイリアンの部位破壊や、キュクロプスの弱点狙撃も比較的やりやすい。 シールドに対してダメージ補正を持つものが多い。 ●欠点 カタログ上、PTFP(TTFP)が低いものが多い。ボス級や複数のエイリアンに対しては接近前に処理できない事も。立ち回りや他の武器でカバーしよう。 リロード速度や連射性能に難があるため、外した際のロスが大きい。他武器種と比べ殲滅力が目に見えて低いので、確実なエイム力と主力級に対し十分な単発火力を持つ武器選択がカギとなる。 精度が★の値によって変動する。デフォルトで精度が高いものが殆どなく、精度B+やAの状態で入手してしまう事が大半。この場合、精度の★が高くなるまではスナイパーライフルで最も重要な長距離狙撃を行えず、武器庫に死蔵される事が多い。 ●オンライン 役割分担が重要なオンでは、長射程という特性を活かしやすい。長射程という特性は、味方からも距離をとって攻撃可能ということ。他のプレイヤーの動きを阻害しにくい。 特に、突出した単発火力を持つライサンダー・ファングは、敵の耐久力が上がったオンでも輝く。どちらかがあるだけで、優先目標の撃破、対空戦闘、主力級の露払いなどなんでもできる。育っていればぜひ持っていきたい。 それ以外の武器は、主力級の撃破に手数が増えてしまう点がかなりネック。少ない手数で倒しきれないことが多く、弾幕で怯ませることもできず、対処が難しい。 どうしても持っていく際は、他の武器以上に何に使うのかをよく考えて判断しよう。 KFF ●概要 中威力、中速射性、中弾倉といった基本的なスナイパーライフル。 精度も申し分ないため、輸送船やアンカー、遠方の主力級、弱点部位を正確に射抜くのに便利。他のスナイパーライフルは手数型のため何度も通す必要があったり、手数が少なすぎたり、長距離では精度がもう一声欲しいものが多い。 威力に関しては、堅い敵が多い本作ではやや力不足を感じることも。主力級など小型を次々と落とすのがメインの使い方になるだろう。 ●前作との相違点 射程が1.5~2倍になった。 KFF70のダメージが増加した。 ピックアップ + KFF71S KFF71S DLC2で入手可能なKFF70の強化型。前作EDF5からの続投であり、当時はDLC1の追加武器であった。 下記のライサンダーZFの項目でも述べているが、今作では多数の狙撃銃が何かしらの性能の上方修正を受けている。前作は狙撃銃全般の攻撃力が低めで、プレイヤーから「狙撃が弱くなった」と評されていたため、その声に答えた調整と思われる。 しかしこのKFF71Sは、その上方修正処置を施し忘れてしまったのか、前作と全く変わらない性能になってしまっている。今作でKFF70の攻撃力が上方修正されたのにこちらには変化がないため、Lvに26もの差があるのに攻撃力にはたった700しか差がない。 狙撃が弱いと評された前作そのままの攻撃力なため、タフな敵が増えた本作、ましてやDLC2ともなると深刻な火力不足に悩まされる。 そもそも前作ではDLC1で入手可能なLv104の武器であった。今作では性能据え置きでLv106に上がったため尚更攻撃力が足りてない。 射程も然り。今作のKFFは射程が1.5~2倍に向上したが、KFF71Sにはその調整が適用されていないため、Lv41の60REと同射程になってしまった。(下記の項目にあるライサンダーZFでさえ射程が2倍になっているにも関わらずである。) 幸いな事に、同じく続投武器のライサンダーZFとは違い貫通距離は弱体化されておらず、非常に高い弾速も引き続き健在である。 当武器の活躍場所と言えば、序盤の難所と名高いDLC2 M8「LV B-2 高所狙撃」だろうか。オフであれば大型宇宙船とアンカーを2発で、青タイプ3は1発で撃破可能である。 ライサンダーZと比べると一発撃破できない点が惜しいが、KFF特有の小回りの良さが当ミッションでは光る。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 0 KFF50 5(★5) 0.73(★7) 124.6(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 1350.0(★10) 1080.0(★10) S++(★8) 4.0 ---- 初期装備 6 KFF50LS 5(★5) 0.73(★7) 274.1(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 1406.3(★10) 1125.0(★10) S++(★8) 5.5 装備 23 KFF51LS 5(★5) 0.73(★7) 509.6(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 1800.0(★10) 1800.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 32 KFF60LS 9(★7) 0.73(★7) 736.1(★8)シールド×1.5 3.0(★5) 1350.0(★10) 1800.0(★10) S+(★8) 4.0 装備 41 KFF60RE 9(★7) 0.73(★7) 934.3(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 1800.0(★10) 1800.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 80 KFF70 9(★7) 0.82(★7) 3261.5(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 2700.0(★10) 3600.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 106 KFF71S 9(★7) 0.82(★7) [貫通]3963.6(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 1800.0(★10) 5400.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 DLC2最大貫通距離 360.0m(貫通4F) NP ●概要 引き金1回で3連射するバースト射撃型の狙撃銃。 3発合わせた火力は同レベル帯のKFFを上回り、ライサンダーほど連射速度が遅くないのが強み。短時間の内に与えるダメージに優れる。 1発で複数の弾を飛ばすのではなく「自動3連射」なので、弾を3発消費する。つまり弾倉あたりの攻撃回数は表記の三分の一。早めの弾切れとリロードの長さのバランスに注意。 4連射モデルもあるのだが、どのモデルも装填数とバーストの倍数が合っておらず、半端に余った弾を撃つ最後の1射は攻撃力が下がる。 ●前作との相違点 初期モデルを除き、射程及び弾速が増加した。 NP4-SAのダメージがやや増加した。 NP3-Bの連射速度とダメージが低下した。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 1 NP3-A 10(★7) 0.55(★7) 111.0(★8)(3バースト)シールド×1.5 3.0(★5) 900.0(★10) 1800.0(★10) S+(★8) 4.0 ---- 17 NP3-B 13(★6) 0.55(★7) 226.5(★8)(3バースト)シールド×1.25 2.0(★5) 1012.5(★10) 2025.0(★10) S+(★8) 4.0 ---- 49 NP3-C 13(★6) 0.73(★7) 764.4(★8)(3バースト)シールド×1.5 3.0(★5) 1350.0(★10) 2700.0(★10) S+(★8) 4.0 ---- 75 NP4-SA 17(★6) 0.73(★7) 1585.4(★8)(4バースト)シールド×1.5 7.5(★5) 1575.0(★10) 4725.0(★10) S++(★8) 4.0 ---- ライサンダー ●概要 非常に高い単発威力と、他のスナイパーを引き離す超弾速が持ち味。通称「礼賛」。 もはや地球防衛軍のレンジャーを代表する武器と言ってもよい、伝統のシリーズ。 前作では立ち位置があいまいだったが、今作では全体的に攻撃力が引き上げられ、わかりやすい低速連射 一撃重視型の武器になった。特に中級レベル以降のものは非常に強力。準主力級へ強烈なパンチ力を発揮し、相変わらずの両手持ち不可を加味してもなお強力。レンジャーの主砲という立場を取り戻したと言える。 超高速弾のおかげで、敵の動きを長く先読みせずに当てられるのは狙撃における大きな利点。今作で追加されたシールド持ちの敵に対しても有効。距離次第では敵がシールドを動かすより先に着弾するため、特にクルールにはめっぽう強い。 連射やリロードは遅く、貫通効果もないため、他の軽快なスナイパーのようにこれ一本で強引に中~近距離に対応するのは困難。計画的にバックパック武器を使う、次が発射可能になるまで二枠目の武器に持ちかえて戦うなど、遠近を問わず連射間隔を埋める手段を工夫したいところ。 単発高火力スナイパーとして、一発装填を4秒程度かけてリロードするファングが近い性能を持つ。遠距離がメインのミッションならライサンダーとファングを両方持ち、連射の待ち時間をファングのリロードにあてるといった特化型の組み合わせも。 実装されているレベルがお互いにバラけているので、ミッションのレベル制限次第でどちらが主役か変わるという関係でもある。 同じく単発高火力のイプシロン自走レールガンと発射間隔が近いため、レールガンとの交互撃ちも有力な選択肢となる。動き回る主力級には厳しいが、遠距離から大型の敵や固定目標の早期撃破を狙いたい場合は、試してみよう。 Lv19のライサンダーとLv56のライサンダーFとの間が大きく空いてしまう。過去作ではライサンダー2というHARD帯のモデルが存在していたが、今回も復活は叶わなかった。 ●前作との相違点 射程が2倍になった。試作型ライサンダーは射程が3倍、弾速が1.5倍になった。 ダメージが増加した。 ピックアップ + ライサンダーF ライサンダーF HARDEST帯におけるライサンダー。INFERNOでもM20頃から手に入る。 最上位のZと全く変わらない射程・弾速を誇るため、INF縛りにおける対クルール用の武器として重宝する。勿論対クルール戦だけでなく、適正帯のHARDESTであればクラーケン戦でも大活躍してくれる。 因みに弾速6750.0m/秒(秒速6.75km)はだいたいマッハ19に相当する値になる。ここまで速いと直撃せずとも衝撃波だけで大ダメージになりそうだが... + ライサンダーZ ライサンダーZ 言わずと知れたライサンダーシリーズの最終形態。レンジャーの代名詞とも呼べる、シリーズ伝統の名銃である。 最大の特徴はレンジャーの武器の中でも最高の弾速。その速さたるや、レーダー外周よりも外側に居るクルールがシールドで対応しきれないほどである。一部の長距離目標を除き、狙った場所へ着弾すると言っていい。 攻撃力も前作から大幅に上方修正されており、オフラインにおいてコロニストやクルールを最終ミッションまでワンショットで倒せるほど。エイリアンが登場する高難易度のミッションにおいて心強い存在の一つになってくれるだろう。 + ライサンダーZF ライサンダーZF DLCで登場したライサンダーシリーズの究極形態…とは名ばかりの迷銃。 先述の通り今作では狙撃銃全般の攻撃力が上方修正されており、特にライサンダー、その中でもFやZは前作の1.5倍以上に強化されている。しかしこのZFは、狙撃銃の上方修正処置を施し忘れたのか、26もの武器Lv差がありながらZと同じ攻撃力という悲しい事になってしまった。 この攻撃力では、DLC2においてオフINFのクルールの確殺ができず、高い火力を誇ったZから一転、火力不足に悩まされる羽目に…。 おまけに何故か貫通距離に大幅な弱体化が掛かっており、前作では1012.5mだった最大貫通射程が今作では最大強化でも562.5mにまで落ちている。 一応前作と比較して射程が2倍になってはいるものの、それは他のライサンダーも同じなので本武器特有の長所とは言い難い。 Zから向上した連射速度は健在であり、一応はZの上位互換だが、逆を言えば連射速度と(弱体化された)貫通属性しか上回ってる点がないとも言える。連射速度は射撃間隔に直せば3.6秒強→2.7秒強の改善であり、準主力級を立て続けに撃つ、Zと2丁持ちする等の状況なら恩恵を得られなくもない。 一方で貫通属性については大きな強みとは言い難く、射程2925mに対し貫通562mは物足りないと言わざるを得ない。せめて前作同様の1012mなら…。 若干改善された連射速度、Zとの2丁持ちが可能、一応の貫通属性、これらの点に魅力を感じなけば、Zから乗り換える必要性は薄いだろう。 高威力単発型のMR111ファングの他、今作では癖があるが強力なプラネットカノン系も追加されたので、それらと併せて使い分けていくしかない。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 4 試作型ライサンダー 4(★5) 0.28(★7) 509.6(★8)シールド×1.3 4.0(★5) 3240.0(★10) 2700.0(★10) S++(★8) 6.0 装備 2038.4 142 138 19 ライサンダー 8(★7) 0.28(★7) 962.6(★8)シールド×1.25 4.0(★5) 2640.0(★10) 3600.0(★10) S++(★8) 6.0 装備 7700.8 269 265 56 ライサンダーF 8(★7) 0.28(★7) 5096.0(★8)シールド×1.5 4.0(★5) 2925.0(★10) 6750.0(★10) S++(★8) 6.0 装備 40768 1426 1405 82 ライサンダーZ 11(★7) 0.28(★7) 11324.6(★8)シールド×1.5 3.5(★5) 2925.0(★10) 6750.0(★10) S++(★8) 6.0 装備 124570.6 3170 3176 108 ライサンダーZF 11(★7) 0.37(★7) [貫通]11324.6(★8)シールド×1.5 3.5(★5) 2925.0(★10) 6750.0(★10) S++(★8) 6.0 装備 124570.6 4190 4080 DLC2最大貫通距離 562.5m(貫通5F) ファング ●概要 ライサンダー以上に一撃重視な大型狙撃銃。1発ごとにリロードが必要なものの、非常に高い威力と貫通性能を持つ。 メインの敵を一撃で倒せるかでライサンダーと使い分けるのがわかりやすい。 高難易度はもちろん、低難易度のモデルも強力で、適正難易度の拠点や大物への攻撃に大きく役立つ。タイプ3ドローン狩りでその威力を実感しやすい。弱点に当たらず軽減されてなお大ダメージを出すため、どこに当てても一撃で落とすことさえある。 非アクティブの敵群やアンカーに対して特に有効。ファングでしかできないことは多いので、吟味してみよう。 今作ではリロードの重さはバックパック装備で補えるようになり、取り回しは良くなったと言える。 貫通かつ高威力という特性は、近距離戦でも力を発揮する。速攻したい相手への最初の一撃に有効。大物への最初の一発はもちろん、停止中の輸送船から真下に一列に投下される敵や、一方向から一斉に出現する大型生物なども一気に殲滅できる。狙撃とこれらを両立したいときには有効な選択肢。 発射時の射撃反動は武器切り替えでキャンセル可能。隙を減らせる上にリロードまでの時間も早まるので覚えて損はないテクニック。 ●前作との相違点 射程が1.5倍~2倍になった。 ダメージが増加した。 Lv69、HARDEST帯のモデルが追加された。こちらにMR100ファングの名前が使われたことで、レベル90モデルには新たな名が与えられている。 ピックアップ + MR111ファング MR111ファング INFERNO終盤で入手できるファングシリーズの最終形態。 特筆すべきはその火力の高さであり、本編で入手可能な武器の中ではぶっちぎりの単発火力を誇る。DLC武器と比較してもなお高く、プラネット・スナイパーカノン系列を除けば最高の火力である。 ライサンダーZFが強化を受けられなかった都合から、DLCで裸コスモノーツを精密射撃で確殺できるのはこの武器しかない。 また、今作で射程が大きく強化されたおかげで、実に3000m超えの貫通攻撃ができるようになったの嬉しいところ。この長距離貫通攻撃の恩恵は、「くだんの日」や「リング破壊作戦 後編」等で砲台を破壊する際に受けることだろう。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト PTFP TTFP 備考 3 MR98ファング Broken 1 ---- [貫通]300 5.0 600 1200 S++ ---- ---- ----- 60 DLC 10 MR98ファング 1 ---- [貫通]1358.9(★8)シールド×1.5 5.0(★5) 1800.0(★10) 3600.0(★10) S++ 6.5 ---- ----- 271 34 MR99ファング 1 ---- [貫通]3963.6(★8)シールド×1.5 5.0(★5) 2700.0(★10) 3600.0(★10) S++ 6.5 ---- ---- 792 69 MR100ファング 1 ---- [貫通]7927.2(★8)シールド×1.5 6.0(★5) 2700.0(★10) 3600.0(★10) S++ 6.5 ---- ---- 1321 90 MR111ファング 1 ---- [貫通]16986.8(★8)シールド×1.5 4.3(★5) 3600.0(★10) 3600.0(★10) S++ 6.5 ---- ---- 3950 ドゥンケル ●概要 フルオート狙撃銃。狙撃銃としては破格の連射速度を誇り、単発火力は結構あるのでメインとしても使える。 優れた速射性と、その割に低くない火力が非常に魅力的。主力級を次々と葬ることも、コスモノーツを怯ませたまま胴撃ちのみで仕留めきることもできる。 鬱陶しいドローンや蜂の群れを手早く片付けつつその他の仕事も任せたい時に適任。 エメロードなどの手数型ミサイルが競合だが、こちらは狙う手間と引き換えに汎用性と火力、安全性において勝る。癖のなさではレンジャー随一。 ファングやライサンダーでは過剰、KFFでは主力やエイリアンにも対応するにはパワーや手数不足、というニーズにばっちり応えてくれる逸品。ただし、スナイパーライフルとしてはやや射程が短い。 ●前作との相違点 最終モデルがリネームされ、LVとダメージが上昇した。 DLCモデルの連射速度が上昇した。 ピックアップ + ドゥンケルN236R ドゥンケルN236R DLC1で入手可能なドゥンケルシリーズの最終型。例によって性能は前作と全く変わらない流用である…かと思いきや。今作では攻撃力や射程こそ変化がないが、その代わりに連射性能が大幅に上方修正され、DPSが一気に跳ね上がった。 前作の時点で半アサルトライフル的な扱い方が可能だったが、今作はそれ以上、オーキッドシリーズと並ぶ性能を持つに至った。 至近距離での貫通能力こそないものの、実質的に射程2000m弱かつ距離減衰のないX900-オーキッドと呼んで差し支えない性能である。 DLC1で追加された新敵を相手するにあたり、遠距離から怯ませ続ける戦術が推奨されたため、その追い風を受けた武器と言えるだろう。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 12 ドゥンケルN202 16(★6) 2.2(★7) 169.9(★8)シールド×1.5 4.0(★5) 750.0(★10) 1800.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 2718.4 373 251 27 ドゥンケルN213 21(★7) 3.3(★7) 226.5(★8)シールド×1.5 3.2(★5) 750.0(★10) 1800.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 4756.5 747 513 47 ドゥンケルN224 21(★7) 3.3(★7) 453.0(★8)シールド×1.5 4.0(★5) 990.0(★10) 2700.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 9513 1495 945 62 ドゥンケルN236 21(★7) 3.3(★7) 792.7(★8)シールド×1.5 5.0(★5) 1440.0(★10) 2700.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 16646.7 2615.9 1505.0 101 ドゥンケルN236R 82(★7) 8.6(★7) 792.7(★8)シールド×1.5 5.0(★5) 1920.0(★10) 3600.0(★10) S++(★8) 3.0 装備 65001.4 6817 4508 DLC1 ターミガン ●概要 高めの連射速度とそれなりの威力を確保した、セミオート型スナイパーライフル。遠近両方にある程度対応可能な柔軟性がウリ。 オフライン適正難易度の黒蟻を最後まで確殺する威力を保っている上で、連射能力がスナイパーライフルとしてはかなり高いのがポイント。セミオートの難しさはあるが、しっかり狙い撃てればかなりの速度で敵を落としていける。 今作はアンドロイドを筆頭に体力の高い相手が増え、確殺が取れない場面も多くなった。仮想敵やもう片手に持っていく武器の吟味はしっかり行いたい。 実戦上の数値として仮に連射速度2.0で考えてもPTFP・TTFP自体は悪くないが、確殺を取れない小物相手には力不足を感じがち。どちらかと言うとオフラインで輝く武器。 ●前作との相違点 射程が約2倍になった。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 37 ターミガンHA1 11(★7) 2.2(★7) 475.6(★8)シールド×1.5 2.5(★5) 1800.0(★10) 1800.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 66 ターミガンHA2 12(★6) 2.2(★7) 1019.2(★8)シールド×1.5 2.2(★5) 2100.0(★10) 3150.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 84 ターミガンHAZ 12(★6) 2.2(★7) 2038.4(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 3600.0(★10) 3600.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 イーグル ●概要 高精度高ズームのセミオート型スナイパーライフル。最低限の連射力と弾数を持つため中距離戦にも対応。 使用感としてはKFFと似ており、連射速度もほぼ同等なため、組み合わせてTFするのも有効だろう。 使えるレベル帯では非常に強力で専用グラフィックまであるにもかかわらず今作でもLv30で打ち止め。残念。ただしゲームシステム上ズーム倍率が固定であるため、12倍ズームを持て余すことが多いのが弱点。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 14 イーグルG1 5(★5) 0.73(★7) 423.5(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 1800.0(★10) 3600.0(★10) S++(★8) 12.0 装備 30 イーグルG2 8(★7) 0.88(★7) 611.5(★8)シールド×1.5 2.3(★5) 1800.0(★10) 3600.0(★10) S++(★8) 12.0 装備 フラウンダー ●概要 複数弾を同時発射するスナイパーライフル。ズームが使えるショットガンという位置付け。また、ショットガンとは異なり貫通はしないが距離減衰もしない。 同時発射した全弾がヒットすれば、近いLv帯のKFFシリーズと同等か少し上回るくらいの威力になる。ただし、集弾率の関係で数発外れることも多く、ダメージ量がやや不安定。 前作では発射毎にKFFシリーズのようなボルトアクションを行っていたが、今作ではしなくなった。 ●前作との相違点 初期モデルが追加され、全モデルがリネームされた。 1発あたりのダメージは低下、発射数と1射あたりの総火力は上位モデルほど増加。 最上位モデルの射程が増加した。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 2 フラウンダー4 5(★5) 0.73(★7) 56.6×4(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 960.0(★10) 900.0(★10) B+(★5) 4.0 装備 25 フラウンダー8 5(★5) 0.73(★7) 79.3×8(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 960.0(★10) 1800.0(★10) B+(★5) 4.0 装備 72 フラウンダー12 8(★7) 0.73(★7) 249.1×12(★8)シールド×1.5 1.8(★5) 1218.0(★10) 2520.0(★10) B+(★5) 4.0 装備 パイロン ●概要 ファングシリーズの威力を落とし、代わりに取り回しを改善したスナイパーライフル。 威力と射程はKFFシリーズに劣るものの、高威力の貫通弾を数百メートル先まで減衰無しで撃ち込める。それでいて、連射速度や弾速などはほとんど劣化していない。使用感は貫通つきKFFといったところ。 威力は微妙に物足りないものの、貫通効果はそれを補って余りある。スナイパーライフルとしては珍しく大群向き。 貫通するという事は、死骸に弾丸を止められないという事でもある。狙撃においてもこの特性が有用に働く場面は多い。 ●前作との相違点 射程が1.5倍になった。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 45 パイロンA1 10(★7) 1.1(★7) [貫通]815.4(★8)シールド×1.5 2.0(★5) 900.0(★10) 1800.0(★10) S++(★8) 4.0 装備 ペネトレイター ●概要 真横一直線に扇状に貫通弾をばらまく、長距離から敵を殲滅するためのシリーズ。単発威力こそかなり低めだが全距離貫通と長射程、意外と速い連射速度により雑魚の群れに強い。 フラウンダー同様、スナイパーライフルと言うよりは遠距離まで飛ぶショットガン。複数への同時命中や、接近戦での拡散範囲を求める場合はこちらがお勧め。 ●前作との相違点 射程が上昇した。 最上位モデルのダメージが増加した。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト 弾倉火力 PTFP TTFP 備考 52 ペネトレイター 10(★7) 1.7(★7) [貫通]101.9×8(★8)シールド×1.5 3.0(★5) 1110.0(★10) 1800.0(★10) A(★5) 4.0 装備 77 ペネトレイターF 10(★7) 1.7(★7) [貫通]152.9×12(★8)シールド×1.5 3.0(★5) 1350.0(★10) 2250.0(★10) S+(★5) 4.0 装備 プラネット・スナイパーカノン ●概要 DLC1で追加された、個人用の重火砲。レンジャー待望の遠距離高火力兵器。精密性に欠けるが破壊力に特化したスナイパー「カノン」。 分類こそスナイパーライフルだが、説明文から分かるとおりあくまで「ライフル(銃)」ではなく「カノン(砲)」なので弾速は遅く、弾道も曲線になっている。 同じくDLC1で追加されたフェンサーの「プラネット・キャノン」のレンジャー版と言える。フェンサーのものと比べ、こちらは単発発射で、一発の火力が高いという特徴がある。またシールド倍率がかなり低く設定されている。 このシールド倍率は、オフHDSTのクラーケンのシールドを一発でオーバーヒートに持っていけないほど低い。それでなくとも硬直で動けないところに5733ダメージの反射が飛んでくる。 最大強化でMR111ファングの2.7倍の単発火力を誇るロマン砲。建物を破壊することができる。当たり判定がイプシロン並に太い。雑魚戦で貫通を活かしやすいが、味方に当てないよう注意が必要。 配下NPCを連れている時はオオーーッ!チャット(喜怒哀楽→喜ぶ)での足止めが有効。 スコープを搭載していないのが最大の難点。また曲射弾道で弾速も遅く、遠距離の目標へ当てるためには、高度な偏差撃ちテクニックが必要となる。 発射の硬直がプロミネンス並に長く、武器切り替えでキャンセルもできない。トリガーを引いてから発射までにかかる時間が1.5秒程度とガリア重キャノンよりも長い。発射後も無防備な時間が発生する。 アピールモーションやビークル乗り降りでキャンセルは可能。アピールモーションは連射速度の向上には役立たないが、最後の弾でモーションキャンセルすると、少しだけリロードを早めることができる。 また、硬直中は武器切り替えが出来ないが、モーションキャンセルをすれば武器切り替えが可能なのでもう一本の武器のリロードに充てられる。ブレイザー等のリロードが長い武器を使用する場合覚えておくと使いやすくなる。 発射前後のモーションや硬直を踏まえた発射間隔は約4.67秒。秒間速度に換算すると約0.21発/秒、ライサンダーはおろかMR111ファング(リロード最大強化時)にも劣る。 TTFPは8000を超え、EXAブレイザーをも超えるレンジャー屈指の高TTFPではある。 DLC2では高レベル版のプラネット・スーパーカノンが登場。シールド補正が消えたため、敵の盾を容易にオーバーヒートさせることができる。さらに射撃モーションが僅かに早くなっており、撃ち切るまでに1秒弱ほど短縮されている。 連射速度にモーションの終了が間に合うためスペックどおり0.3発/秒での発射が可能。おかげでTTFPも15000近くありスナイパーカノンからかなりの強化を受けている。 LV27以下(EASY,NORMAL使用可) / LV52以下(HARD使用可) / LV77以下(HDST使用可) / LV99以下(INF使用可) / LV100超(DLCミッション使用可) / 検証結果 LV 名称 弾数 連射速度(発/sec) ダメージ リロード(sec) 射程(m) 弾速(m/sec) 精度 ズーム(倍) レーザーサイト PTFP TTFP 備考 104 プラネット・スナイパーカノン 4(★9) 0.3 [貫通]45870.1(★10)シールド×0.1 2.9(★10) 3000.0(★10) 450.0(★10) S++(★8) ---- ---- ----- DLC1 112 プラネット・スーパーカノン 4(★9) 0.3 [貫通]60355.3(★10) 2.9(★10) 3000.0(★10) 450.0(★10) S++(★8) ---- ---- ----- DLC2
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アニメ アニメ(は行検索) 武装神姫 作品・スタッフ・キャスト・サブタイトル・主題歌・関連商品・関連リンク あらすじ:海外生活から帰国した理人は、高校入学初日、アーンヴァル型の神姫・アンに起こされ慌しい朝を迎えた。 大量の引越し荷物の中から出てきたのは、アルトアイネス型のアイネス、アルトレーネ型のレーネ。マスターのためにはりきる3人が、掃除や片づけを一生懸命進めていると、「大切」と書かれている箱が…。 (公式より) 作品 タイトル:武装神姫 よみ:ぶそうしんき 区分:TV スタッフ 原作 - 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 監督 - 菊地康仁 シリーズ構成 - 横谷昌宏 キャラクターデザイン - 岸田隆宏、江畑諒真 神姫デザイン - 浅井真紀、島田フミカネ、羽音たらく、柳瀬敬之、kem、間垣リョウタ、BLADE 総作画監督 - 江畑諒真 CGIアニメーションディレクター - 井野元英二 色彩設計 - 村上智美 美術監督 - 加藤恵 美術設定 - 青木薫 撮影監督 - 荒幡和也 編集 - 木村佳史子 音響監督 - 飯田里樹 音楽 - 織田哲郎 音楽プロデューサー - 河田将司 音楽制作 - ポニーキャニオン プロデューサー - 田中豪、髙取昌史、浦城義明 アニメーションプロデューサー - 葛西励 アニメーション制作 - エイトビット 制作協力 - ポニーキャニオン、エイトビット、BS-TBS 製作 - 武装神姫プロジェクト、TBS キャスト アン - 阿澄佳奈 ヒナ - 茅原実里 アイネス - 水橋かおり レーネ - 中島愛 クララ - 加藤英美里 理人 - 水島大宙 サブタイトル 第01話 - 大切なもの見つけました。 第02話 - 隠し味は硝煙の香り 主題歌 OP1 曲名 - Install×Dream 歌 - アン(阿澄佳奈)、ヒナ(茅原実里)、アイネス(水橋かおり)、レーネ(中島愛) 作詞 - azusa 作曲・編曲 - 織田哲郎 ED1 曲名 - 太陽のサイン 歌・作詞・作曲・編曲 - azusa アニソン情報 関連商品 武装神姫 1 Blu-ray 武装神姫 2 Blu-ray 武装神姫 3 Blu-ray 武装神姫 4 Blu-ray 武装神姫 5 Blu-ray 武装神姫 6 Blu-ray 「 武装神姫 」 オープニングテーマ Install x Dream (武装盤) 「 武装神姫 」エンディングテーマ 太陽のサイン (神姫盤) 関連リンク 公式サイト 作品・スタッフ・キャスト・サブタイトル・主題歌・関連商品・関連リンク アニメ アニメ(は行検索) 武装神姫
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スナイパーライフル AWP DRAGUNOV FR-F2 PSG-1 #norelated
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3.5話 「ラジヲ 武装神姫・お手紙相談室」 白「白い子と!」 黒「黒い子の!」 白黒「「武装神姫、お手紙相談室~~っ」」 どんどんひゅーひゅーぱふぱふー 白「今週もやってまいりましたこのコーナー!」 黒「SSの中で”それって何? あの時どうなっていたの?”を」 白「2006年の皆様にわかりやすぅぅく丁寧に!」 黒「2036年の未来から!」 白「わたくし白い子と!」 黒「黒い子がお送りする文字放送でございますー」 ※なぜなに武装神姫だったんだけど、先越されちゃったので変更☆ 白「さて本日のお便りはS県にお住まいのNさん!」 黒「こんばんわ、白い子さん黒い子さん」 白黒「「こんばんわー!」」 黒「放送になったばかりの『遺品』で、 マオさんがレーザーを避けていましたよね?」 白「うんうん、そうだねー。 すごいよねー」 黒「なんで光速のレーザーを避けられるのでしょう? 見てからじゃ絶対間に合いませんよね? でも実際に避けていた訳ですが、 レーザーを避けられる速さをもったマオさんが なんで小姫さんの弓を避けられなかったのでしょう? この事が気になって僕は夜も眠れません」 白「うーん、そうだねー。 なんでなんだろうねー」 黒「これはやはり本人に聞くのが一番! マオさん出番ですよー!」 マオ「こんばんはー、マオです。 にゃんこ侍じゃないです」 白「あ”ー、もう広まっちゃいましたからねぇ… それは難しいと思いますよ?」 マオ「しくしく」 黒「それではマオさん、お答え下さいっ」 マオ「あれはですね、トリガーを引く指の動きを主に見ているんです。」 白「指…ですか?」 マオ「ええ、トリガーを引く段階になると大抵の方は銃の向きを変えませんから。 そして指は0秒で動かす事はできないでしょ? もうひとつ、トリガーを引ききってもレーザーが照射されるのには 一瞬の間があるんです。 ある程度の電圧を装置にどばっ!と流さなきゃならないんですけど、 普段の待機電圧から照射に必要な電圧にするのにも ちょっぴりですけど時間がかかるんですよ。」 黒「と、言う事は…よーく見てれば避けられない事はない!のですね」 マオ「ですが装備が重かったりするとダメですね。 ブースターに頼るのも悪くは無いのですが、 なまじ大きな力で移動するだけに 1発目を回避できても2発目・3発目と どんどん避け難くなっていっちゃいます」 白「なるほどなるほどー。では小姫さんの弓を避けられなかったのは…?」 マオ「彼女の弓はね、かなり優秀な射撃武器なんですよ」 黒「そういえば弓とは思えない弾速と威力でしたね」 マオ「弓と矢自体は普通の物なのですが、彼女の周りに展開している防御用の [反発フィールド]を矢の前方一点に集中し、 亜光速レールガン並の加速を乗せる事ができるんです」 白「な、なんとっ」 マオ「弾速はレーザーに迫り、尚且つ発射はトリガーを引くのではなく矢を持った ”指を緩めるだけ”ですから、見ていても遠距離で回避に専念してなんとか、 中距離以下でダッシュしたら当たる位置をずらすので精一杯でした。」 黒「まさに必殺の武器ですが、それが小姫さんの弱点に、 マオさんの勝利の鍵になったんですよね」 マオ「戦いの場が霧の漂う高原でなかったら、兄がいなかったら… 私の勝利はありえませんでした」 白「その後、小姫さんは装備を強化したそうですね?」 マオ「そうなんですよー(にこにこ) ミラー粒子を反発フィールドに対流させて ビームとレーザーにも対応ですよ? 近接防御用にショットガンを両の肩に装備して 弓発射直後の弱点も克服してます。 結局勝てたのは最初の一回だけで、 あとは負けっぱなしですよー♪」 黒「う、嬉しそうですね?」 マオ「はい♪ 家賃を兄と折半しているのである程度の賞金を稼ぐのも バトル参加の目的なのですが、やはり一番は全力で戦う事ですからね! ギリギリで勝つのが理想ですが、大勝ちする位なら ジリ貧で負けたほうが戦いとしては面白いです♪」 白「にゃんこ侍さん、本日はわざわざお越しいただいて有難う御座いました!」 黒「それでは次回の放送まで」 白黒「「まったね~ ノシ」」 マオ「ちがうもん… にゃんこ侍じゃないもん…」 il||li _| ̄|○ il||li
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戦うことを忘れた武装神姫 その29 これは、リゼがウチに来て間もない頃のお話- 。 ・ ・ ・ ・ ・ 「よっこいしょっと。」 大きい方のバイクのタンクを外す。満タンにしていたため、重い・・・。 あっ、しまった! 置き場を考えていなかった! ・・・と。 「ここの傘立てが丁度いいのではないですか?」 足元から声が響いた。 シンメイである。 「あらら、いつの間に。」 「マスターが外に出られたときからずっとここにいますよ。」 シンメイが指す方向には、傘立て代わりにしているビールケース。 「そうか、これを使えば良かったんだな。 ありがと、助かったよ。」 タンクを置いて工具をごそごそと漁っていると、傍らのシンメイがじーっ と俺の手元を見ている。。。 ふむ。 「おいでよ。エンジンまだかけてないから、火傷する心配も無いだろう。」 プラグレンチを引っぱり出したところで手を差し出すと、シンメイは満面 の笑みをたたえて飛び乗ってきた。 相変わらずメカ物が好きなんだなぁ、 こいつは・・・。 汚れない位置に乗せて、プラグを外す。 「もう3万キロ目前・・・。 いつ見ても、とてもそんなに走ったバイク には見えませんね。」 「まぁね。 こまめにショップでも面倒見てもらっているから。 ほい、 外れたぞ。」 プラグをシンメイに渡す。 「良い焼け色ですね。 ですが、マスターにしては珍しく交換をしばらく さぼっていましたね? この端子の具合・・・ これではエンジンのレス ポンスも悪くなっていたはずですが。」 うはw お見通しだ。 「この子、まだまだ走り続けたいっていっています。 その声にマスター もしっかりと応えてあげて下さいね。」 「はいはい、もちろんですよ。」 シンメイから渡されたプラグを見ながら、こりゃさすがに、とちょっぴり 反省。 その後新しいプラグを工具に取り付けて・・・ ふと思いついて プラグを入れたところで手を止めた。 「やってみるか?」 大した作業ではないが、これだけの大物相手はシンメイにとって初めての 経験。大きな瞳が更に大きく、輝いた。 「いいんですか? 本当に・・・!!」 「あぁ、かまわないよ。 まずは人の手のトルクで締められる所まで締め て、それから・・・1/2回転だね。」 「わかりました! 人の手のトルクで締められる所までですね・・・」 シンメイはちょっと考える素振りを見せる。おそらくトルクの計算をして いたのだろう。 その後両手でレンチをクルクルと廻して締め込んだ。 「器用なもんだねぇ。」 締め込み具合は全く問題なし。 そこで、14mmスパナを渡した。 「できるかな? 重いよ。」 「大丈夫で・・・きゃっ!!」 さすがに14mmは重いようだ。 俺はスパナを支え、シンメイにはトルク のかけ具合に集中させる。 珍しく緊張した、しかし大変に楽しそうな顔 でスパナを廻すシンメイ。 無事プラグレンチは1/2回転。。。 「はい、お疲れさん。 大変よくできました。」 「私にもできたんですねっ! ありがとうございます、マスター!」 ぎゅーっと俺の腕に抱きついてくるシンメイ。 ここまで喜んでもらえる なら小さな事だけどやらせた甲斐があるってものだ・・・って、いつまで 抱きついているんですかシンメイさん。。。 「あのさ・・・バイク組みたいんだけど。」 「あ、も、申し訳ございません!」 「そんなに頭下げなくても良いから。 バーパッドに座ってな。 さてと。 ・・・まずはタンクを載せて・・・。」 チョイチョイと組み付け、数分で復元は完了。 ガソリンチューブを繋ぎ、 エンジン始動。 「あぁ、いい音・・・。 また遠くへ行きたくなりますね。」 「全くだ。 そうだ、ちょっと試走がてら一回りしてこようか。」 「はいっ!! は、はわわっ!!!」 立ち上がった途端、バイクの振動もあってかバランスを崩して落ちそうに なったシンメイをキャッチ。 「え、えへへ・・・」 「ごめんね、思わず手が汚れたまま握っちゃったよ。。。」 「いえ、気にしないで下さい。 それより早く行きましょう。皆に気づか れる前に、秘密のデートですよ!」 今日はシンメイ、ずいぶんとノリノリだなぁ・・・と思っていたら。 「あー!!! ヌシさん、ずるいー!!」 むくれっ面のリゼがヘルメットの中に入っていた。 「だぁっ!! なんでそこにいるんだっ!」 「この中で寝てたらいつの間にか外に出てたんだよ。 もちろん、あたし もつれていってくれるよねっ!!」 リゼが入っているのに気づかずヘルメット持ち出してたんだな、俺・・・。 ポケットのシンメイを見ると、仕方ないですねと言うかの如く首を振る。 ヘルメットを取り、リゼをシンメイとは反対のポケットに入れようとした のだが、リゼはメーター部分に座りたがった。 この時がリゼにとっては 初のバイク。そう、リゼはこいつのポテンシャルをなめていたのだ。。。 「マスター、希望通りそこへ座らせてあげましょう。」 ポケットのシンメイが、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「・・・だな。 ウチの洗礼でもあるし。」 何のことかピンときていないリゼだったが、ひとまずバイクというモノに 乗れるうれしさできゃあきゃあ言っている。 改めてヘルメットを被り、バイクに跨る。エンジンは十分に暖機済み。 ゆっくりと住宅街を抜ける。 「リゼ、落ちるなよ。」 「こんなんじゃ落ちないよっ! 風が気持ちいいね、ヌシさんっ!!」 こやつ、このバイクを完全に侮っているな。。。 誇り高きこいつをなめてかかっていることに、ちょっとむっとした俺。 それは、シンメイも同じであったらしい。 通りに出る直前の信号待ち で、シンメイはくいくいと俺をつつき、どこからか取りだしたゴーグル を装備し、親指を立てた。 「やるのね。りょーかい。」 通りに出る。 昼下がりとあって交通量は少ない。次の信号ですり抜け をして先頭に出る。 「リゼ、落ちたくなければどこでもいいから掴まれ。 いいなっ!」 ちょっと口調を強めて言ったこともあり、何かよく解らない顔付きなが らもリゼは指示に従ってくれた。 右手を捻りエンジンの回転を上げ、 信号が青に・・・クラッチミート! 一瞬フロントを浮かせ一気に加速する。こいつが出た当時、この排気量 ではストックで最も強烈な加速をするバイクと謳われた脚は、現在でも 十分通用する。 下手なハイブリッドスポーツバイクより、ずっと速い。 その調子で信号を二つ三つ過ぎた頃、リゼの様子がおかしいことに気づ いた。 急遽コンビニへ止める。 「大丈夫か?」 「ぬ、ヌシさん・・・・・・ 怖かったよぉ~~~!!!!!」 声をかけるなり、シンメイがいるのも気にとめず、わんわんと俺の腕に しがみついて泣き出した。 「・・・ちょっとやりすぎたかな?」 「大丈夫ですよ、すぐに慣れます。 ささ、リゼ。 わかったら一緒に ポケットへ入りましょうか。」 「うん、そうする・・・。」 「私たちも通った道ですから。 もう泣かないで。」 「えぐっ、えぐっ・・・。」 俺はそっとリゼをシンメイと同じポケットへ入れてやると、再びバイク を走らせ始める。 シンメイが一緒なら、もう大丈夫だろう。 その後、俺は世話になっているバイク屋へもちょいと立ち寄りつつ軽く 一回りして家へと戻った。 帰る頃には、リゼもだいぶこいつの加速に 慣れた様子。 よしよし。。。 「リゼ、もう乗るのやめるか?」 「ううん。 もう慣れた。 さっきはびっくりしたんだよ、あんなにも すさまじい加速できるなんて知らなかったし。 でもね、シンメイにも 教えてもらって、あたしもこの子のことが解ってきたからっ! だから、 あたしも・・・今度から連れていって!」 「いいですよ。一緒に行くのも、楽しいものですから。ね、マスター!」 「し、シンメイ・・・ここは俺が答える所だろう。。。」 「気にしない、気にしない!! あ、今度はリゼにもゴーグルか何かを 買ってあげて下さいね。」 妙に嬉しそうなシンメイ、そしてリゼ。 かくして、俺の所の全員が、バイクに乗る神姫となったのであった。 <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 その34 <<その33から。。。<< 「うにぁ~~~! くやしいのだー!!!」 わんわんと泣きじゃくるエルガと、困惑した表情を浮かべ猫じゃらしで必死にあやそうとするコリン。 「まぁ、装備の差もあるかr・・・い、いででっ!! 腕毛をむしるなって!」 「うにゃぁ~! やだやだ、にゃーも負けたくないのだー!!! にゃああぁぁ~~~!!!」 いつになくじたばたと暴れるエルガに、さすがの久遠も困り果てた。 右の腕毛をむしらせつつ、久遠は財布をとりだしてまだ装備状態のままのイオにお札を渡し一言二言。 イオはいつもの笑顔で頷くと、ふよふよと店の外へと出ていった。 「もう泣くなって。 今、イオが下にたい焼き買いに行ってくれたから。」 頭をなでながら久遠が言う。 「にゃうぅ・・・? たいやき・・・?」 「今日は特別に一匹食べていいぞ。」 その言葉に、ぱっと明るい顔に切り替わり、まだ涙の残る目で久遠を見つめた。 「いっぴき、たべてもいいの?」 「一匹ぜ~んぶ食べて、いっしょに厄も食べちゃおう。な。」 「ふぇ・・・うにゃぁん。 ありがとなの、にゃーさん!!」 「泣いた子猫が、もう笑った。 ったく、もう。」 笑顔でエルガを突付く久遠の指に、エルガもじゃれ付く。 まもなく、入り口からイオが戻ってきた。手にはコンビニの袋、中には・・・特大のたいやき。 「ふぅ、もどりました~。 はい、エルガ。」 がさがさと袋からたいやきを取り出し、渡そうとしたが・・・エルガに届かなかった。 「なんだ、やっぱり久遠たちだったんか。 どこかで見た事あるアーンヴァルだと思ったよ。」 上階の東杜田アンテナショップのエプロンをつけたCTaが間に割って入り、たいやきを取り上げていた。 今にも泣き出しそうなエルガに気づいた久遠は、ひったくるようにCTaから取り返した。 「これはエルガの。 ・・・なんだお前、こっちの勤務になったのか?」 「違うわ! 新製品の取り扱い説明に来ただけだ。 ・・・昼飯抜きで仕事してたから腹減って。 悪いけど、それ半分もらうわ。エルガなら半分で十分だろ?」 CTaはそう言うが否や、久遠が手にしたたい焼きの頭側ほぼ2/3をちぎって、あっという間に食べてしまった。 「もっふもっふ・・・ コンビニたい焼きだけど、やっぱうめー! 」 呆然とする久遠の手に、涙目のエルガがよじ登った。 残されたたい焼きはしっぽ側1/3、しかも餡少なめ。 「にゃーの・・・ にゃーのたいやき・・・ にゃーさんが買ってくれた、イオが持ってきてくれた・・・ にゃーのたいやきが・・・」 我に返った久遠、腕に乗るエルガにようやく気づいた。 「お・・・おい、エルガ・・・」 声をかけるも、うなだれたまま返事をすることもなく、小さく震えるエルガ。 「・・・ゆるさにゃい。」 ぴくり。 エルガの尻尾が小さく動いた。 「ぜったいに、ゆるさにゃい!!」 顔を上げると同時に、久遠の腕から飛び降りて傍の卓上にちらばる自らの装備を瞬時に装着し、 「ゆるさにゃいんだからぁあぁっ!!!」 普段の姿からは想像もできない大きな叫びを上げると、ありったけの跳躍力で筐体よりも高く飛び上がり、びくりと驚いたCTaに向かってヤンチャオを振りかざした。 「きゃっ!!!」 なんとか身を引いてかわすCTaだったが、髪の毛が数本、鮮やかに斬られ宙を舞う。 「もう、いくらCTaのねーさまとはいえ、やっていいことと悪いことがあるの! 今日は、絶対に許してあげにゃいんだからぁっ!」 着地したエルガは止めようとする久遠を巧みにかわし、再び大きく跳躍して逃げるCTaに斬りかかる。 「ちょっと! エルガ、やめてっ・・・痛っ!!!!」 CTaが思わず顔の前に出した腕に3本の爪痕が走り、血がにじみ出た。 慌てたコリンが、緊急用神姫捕獲ネット射出機を持ち出してイオと共にエルガを狙い数発打ち出すも、エルガはCTaを追いかけつつ鮮やかにかわし、切り刻んで回避してしまった。 むしろエルガを追う久遠が、電撃ネットを被ってしまい頭がチリチリに。 そして、CTaがフロアの出入口まで来たとき。 「ふーっ!ふーっ!!!」 しっぽの毛を逆立てて怒るエルガは、受付カウンターを足場にCTaを大きく飛び越すとCTaの前に立ちはだかった。 「わ、悪かった! あたしが悪かったよぉ!!!」 久遠にも滅多に見せる事のない、今にも泣き出しそうな顔のCTa。しかしエルガは、 「謝ってももう遅いのだ! にゃーの怒りの一撃を受けるのっ!」 CTaの顔に狙いを定めて飛びかかった。 エルガのあまりの様子に硬直したCTa・・・ ざく。 ・・・ヤンチャオは、腕に・・・ 間に入った久遠の左腕に、深々と刺さっていた。 「いい加減にしろ、エルガ!!!」 すぐさまがっちりと右手でエルガを捕獲。 「はーなーせー!! はなすのだーー!! はなせーーー!!」 久遠の手の中で暴れに暴れる。 なんとか抑える久遠だったが。 「うにぁ~!!!」 がぶっ!! そんな久遠の手に、エルガは容赦なく噛みついた。 「ふーっ! ぐるるる・・・!!」 久遠の右手に噛み付くエルガの眼は、普段とはまったく異なる鋭く深い翠色に。 「うるるぅぅぅ・・・ ぐるるる・・・」 噛みついている部分からたらりと血が流れるも、久遠は払いのけもせずにそのまま噛み付かせている。 CTaは手を出すことができず、彼らを冷や汗混じりで見つめるだけ。 騒ぎを聞きつけ他のフロアから集まった野次馬たちの視線も彼らに集まる。 数分の後。 「・・・エルガ・・・。」 久遠が噛み付いたままのエルガの頭をそっとなでた。 「・・・うみぃ?」 はっと我に返ったエルガ。 目の前には血だらけの久遠の手。 「落ち着いたか? ・・・今日は本当に厄日だな、おまえ。。。」 叱ることもなく、そっと血の付いたエルガの頬をぬぐう久遠。 ようやく我に返り、目の前の惨状に自分が何をしたのか理解したエルガは、瞬時に泣き顔になった。 「ふぇ・・・」 「泣くんじゃない。ちょっと野生が顔を出しただけだろ?」 ・・・「野生の力」。 猫爪型の持ち味でもあり欠点でもある「野生」。 普段バトルをする猫爪であれば、バトルにて「野性」を発散させることもできようが、久遠のところでは発散させる機会も少ない。加えて、今日のように色々と積み重なってしまうと・・・マイナス方向に爆発してしまうことも。 しかし付き合いも長く、猫爪・・・いや、エルガをよく理解している久遠はむやみに叱る事をしない。 -なぜなら、猫爪としての「エルガ」を否定してしまうから- 。 「イオに聞いたよ、朝から大変だったみたいだね。」 エルガが今、何を求めているのか- 。理解している久遠だからこそ、痛いほどによくわかっていた。 血が付かないように気遣いつつ、久遠はエルガを手で包み込むように抱き上げた。 「野生」に流され、孤独を覗き込んでしまったエルガを、大きなココロで包み込んであげたい- 。 「ごめんな、気がついてあげられなくて。」 「ううん、にゃーさん。 ・・・にゃーさん、ありがとなの。」 エルガは久遠の指にぎゅっと抱きついた。 「でもね。女の子の肌に、まして顔に傷つけようとするのはいけないよ。」 穏やかに語りかける久遠の手の中で、涙目で頷くエルガ。 「うみぃ、ごめんにゃさい・・・。」 「はは、俺は大丈夫だから。 それよりも、CTaに謝ろうか。」 「うにゃん。。。」 エルガを左手に乗せて振り返ると、先にCTaが口を開いた。 「ごめんな・・・。 エルガ、イオ・・・久遠。。。」 素直に頭を下げるCTa。 エルガもまた、久遠の手の上で頭を下げる。 「にゃーこそ、ごめんなさいなの。 飛びかかって、怪我させて、ホントごめんにゃさいなのっ!」 その光景に、周囲の人だかりから何故か拍手が沸き起こる。CTaの肩に座ったドゥルシラがぼそりと呟いた。 「ここの週末アトラクションと勘違いされてしまったみたいっすよ・・・?」 一瞬どうしていいか迷う久遠の足元でイオが目で合図を送っている。 「とりあえず・・・場に合わせればいいのかな?」 久遠はエルガを手にしたまま、血だらけの手を振って野次馬改めギャラリーにこたえる。 CTaもとりあえず手を振ってみる。 より大きな拍手が沸き起こった。 ・・・この出来事は、後に神姫とマスターの深い絆を示した、東杜田技研のアトラクションとして随所で取り上げられたと言う。 >>久遠の怪我は・・・?(その34.5へ)>> <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -07 註:このSSは、完全に勢いだけで出来ています。 「Bring Me to Life」(Evanessence)をイメージ曲としています。 お手元にありましたらBGMとでもしていただければと存じます。 双腕の悪魔と言われたこのあたしも・・・ 今や、迫る闇を恐れる小さな存在・・・ 遠くに聞こえるのは・・・誰の声? あの声は、私のマスターの声ではない・・・ 確かめたいけれど、身体はもはや動かない。 私をこのままに、骸のままにしないで・・・ 暗い・・・怖い・・・ 私を、私を・・・闇が迫るここに置いていかないで!! このまま私は消えてしまうの? 二度と目を覚ますことなく・・・ お願い・・・ もう一度、私の名前を呼んで・・・ マスターの声で、私の名前を呼んで! このまま消えてしまうなんて、いやだ・・・いやだぁっ!!! でも・・・バックアップバッテリーも尽きる・・・ もう、マスターに二度と会うことも出来ないまま・・・ たすけて・・・誰か・・・助けt.......................... ドアが開かれ、彼が入ってきた。 だが、遅すぎた再会。 静かに哀しみの表情を浮かべ、無意味なものとなったクレイドルに横たわるストラーフ。 今の彼にできることは- 小さなボロボロの身体のストラーフを、そっと両手で抱きしめるだけ・・・ ふと、彼の目がクレイドルにとまった。 サイドに、あのときには無かったかすり傷のようなものが。 目を近づけるや否や、ストラーフを抱いたまま。 周囲を気にすることも無く、大声を上げて泣き崩れた。 それは、傷ではなく。 ストラーフが残した、最後のメッセージ。 -ありがと <<トップ へ戻る<<